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「訳者まえがき」にかえて 震災とサバイバル技術 ▼はじめに ▼本書の使い方 ▼災害への備えと家族訓練 ▼サバイバーとしての自覚 本書に書かれている事柄は、決して特殊な技術ではない。衣食住の知識に関していえば、世界の九割ほどの人たちが今なお本書に書かれているような生活知識とほぼ同じ知識をもって生活している。本書はそれを少しだけ科学的に記述しようとしただけである。したがって本書の知識を特殊なものと考えてはいけない。そう考える私たちの生活の方が、世界の九割の人から見れば特殊なのである。私たちの社会が抱える地震など災害に対する脆弱さとは、現代社会が機能しなくなることから来る脆弱さなのである。そのことを考え、家族ごとに家族の安全を確保する工夫を話し合って欲しいと願う。
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目次 「訳者まえがき」にかえて 第1章 はじめに 13 サバイバル行動 13 第2章 サバイバルの心理学 17 ストレスを直視する 17 第3章 サバイバル・プランニングとサバイバル・キット 25 事前想定計画の重要性 26 第4章 基本的なサバイバル医療 28 健康維持に必要なもの 28 第5章 シェルターを作る 52 シェルター用地の選び方 53 第6章 飲料水を確保する 69 水が得られるところ 69 第7章 火を使いこなす 79 火の基本原則 80 第8章 食料を調達する 88 食物としての動物 88 第9章 植物のサバイバル利用法 121 植物の可食性 121 第10章 有毒植物から身を守る 132 どんな毒があるか 132 第11章 危険な動物を避ける 135 毒虫と毒グモ 135 第12章 武器・道具・装備を確保する 145 棍 棒 145 第13章 砂漠でのサバイバル 157 地 形 157 第14章 熱帯でのサバイバル 166 熱帯の気候 166 第15章 寒冷地でのサバイバル 173 寒冷地とその位置 173 第16章 海上でのサバイバル 194 外海での遭難から脱出 194 第17章 渡河技術をマスターする 224 大小の河川を渡る 224 第18章 野外で方位を確認する 234 太陽と影を利用する方法 234 第19章 救助信号を送る 240 各種の信号技術を学ぶ 240 第20章 非友好地域でのサバイバル 252 計画段階 252 第21章 偽装技術を学ぶ 260 個人偽装のテクニック 260 第22章 現地住民と接触する 265 現地住民との接触法 265 第23章 核・生物化学兵器から身を守る 268 核兵器への対処法 268
付録A サバイバル・キット 287 訳者あとがき 403 SURVIVAL FM21-76 鄭 仁和(てい・じんわ) |