『自衛隊とは何か──「軍隊に擬制した行政組織」という本質』

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隈 裕資(くま・ゆうすけ)著(防衛事務官)

四六判424ページ/9月10日発売/定価3000円+税

9784890634774


発行日 :2026.09
本体価格 ¥3000

 


 筆者が思うに、現状、自衛隊は「武装せる行政組織」あるいは「軍隊に擬制した行政組織」にほかならない。擬制とは、法学の用語で、あるものを本質的には性質の異なる別個のものと同一と見なすことをいう。そう、まさしく自衛隊の組織としての本質は、あくまで「行政組織」であって、軍隊ではないにもかかわらず、対外的には軍隊と同一のものと見なされ、取り扱われているに過ぎないのだ。
  では、そもそも軍隊、そして行政組織とは一体何なのか。軍隊の本質と行政組織のそれはどう違うのか。本書は、軍隊と行政組織という二つの組織の特徴を比較することで、自衛隊とは何かという問いの答えに迫ろうとするものである。(「はじめに」より)