『革命防衛隊に3度拘束された軍事カメラマンが見たイラン』

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柿谷哲也著(フォトジャーナリスト)

四六判240ページ/7月25日発売




発行日 :2026.07
本体価格 ¥1800

 


 イラン人はよくこう言う。「私たちに誇れるものは、歴史しかない」。その言葉には自嘲も含まれているが、同時に強い誇りも感じられる。数千年に及ぶ文明の歴史を持つこの国では、歴史そのものが現代社会の精神的支柱となっている。どれほど大きな困難に直面しても、それをまた歴史の一ページとして受け止める強さがある。(中略)
  日本が戦後の焼け野原から復興したことを、多くのイラン人は知っている。そして彼らもまた、この対立と緊張の時代が終わったあと、日本のように復興したいと願っているはずだ。だからこそ、日本人には果たせる役割がある。
  イラン各地を歩き、通算で約200日をこの国で過ごした経験から言えば、日本人とイラン人は驚くほど近い感覚を共有している。その「近い周波数」こそが、日本とイランを結ぶ最大の強みであり、将来の復興と発展に向けて日本が貢献できる余地は十分に残されていると私は思う。(本文より)