『海軍戦略500年史──シー・パワーの戦い』

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堂下哲郎(元海将)著
A5判360ページ 定価2600円+税

ISBN:9784890634286


C0030

発行日 :2022.11
本体価格 ¥2600

 

 


中国の台頭と急速な海洋進出を受け、米中の大国間競争が本格化すると、シー・パワーは再び大国の覇権争いの主役となった。「シー・パワーの時代」の再来だ。アメリカの国力が低下する一方で、中国が台頭しロシアが復活した。北朝鮮の脅威も相変わらずだ。このような国々に囲まれた日本は、日米豪印四カ国の「クアッド」やNATO諸国との連携を強めて「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している。2022年は海上自衛隊創設から70周年にあたるが、ロシアのウクライナ侵略という第二次世界大戦後最大といわれる危機の只中にある。帝国海軍の歴史を超えて海の平和を守っていくために500年の歴史から何を学ぶか、海上覇権の興亡をたどりながら考えるのが本書の目的である。〈「はじめに」より〉