『ウクライナ戦争と激変する国際秩序』

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森本敏・秋田浩之編著

小泉悠、高橋杉雄、倉井高志、小谷哲男、長島純、水無月嘉人、小山堅、佐藤丙午、小原凡司
A5判408ページ 定価2700円+税

●短い解説

ISBN:9784890634279
C0030

発行日 :2022.11
本体価格 ¥2700

 

 


 ロシアによるウクライナへの軍事侵略はプーチン大統領一人の企図と意思によって引き起こされた戦争である。第2次世界大戦終結から77年を経たこの時期に発生したこの軍事侵略は近現代における歴史的大事件であり、その推移や影響は世界中に大きな波紋を広げている。(中略)現時点で明確なことがあるとすれば、人類がこの1世紀ほどかけて構築してきた国家主権を軸とする国際社会の法秩序に対して力による重大な現状変更を強行し、人類が保持してきた普遍的な倫理観と既存の概念を全面的に、そして根底から崩壊させつつあるということである。(中略)本書は、ロシアによるウクライナ軍事侵略について、こうした諸問題を多角的に取り上げて分析する必要があると考え、それぞれの分野の専門家が執筆にあたった。また巻末には、さらに総合的な視点から検討するために7人の専門家により座談会形式で議論し、それを収録した。(「編著者・森本敏のことば」より)