『現代語で読む 林子平の海國兵談』

戻る  

家村和幸編著
四六判360ページ
定価2200円+税

ISBN:9784890634262
C0030

発行日 :2022.10
本体価格 ¥2200

 


この兵法書は、国内における大名同士の内戦や、幕府に対する内乱擾乱といった「国内戦」を想定して書かれたものではなく、外国からの侵攻に対し、いかにして日本の国土を守るかを論旨としている。具体的には国内外の情勢を歴史的な考察を交えて述べ、第一巻「水戦」で船と砲台を中心とした各種兵器による海岸防備の重要性・必要性を説くとともに、異国船を沈める手段と方法をいくつも提示した。それらは独創性に富み、創意工夫に満ちたものばかりであった。…これらは皆、「今までの日本の兵法家の誰も考えたり、言ったりしてこなかったこと」であった。〈解題より〉