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目 次

第1章
ついに完全国産化「10式戦車」7
――再評価すべき戦車の存在と役割
関連企業は一三〇〇社。
戦車が日本の技術を支えていた!――

第2章
中国が恐れる「ひゅうが」型ヘリ搭載護衛艦 33
――艦艇建造基盤の危機
海自最大の護衛艦、造ったら
一〇〇億円赤字の大矛盾――。

第3章
世界有数の水中艦隊を支える潜水艦建造技術 57
――知られざる日本潜水艦の実力
潜水艦、わずか一年受注なしで建造技術崩壊の危機――。

第4章
世界が注目する救難飛行艇「US‐2」85
――歴史に裏付けられた圧倒的な能力
戦後日本初の軍用機輸出となるか――。

第5章
21世紀の日本の空を守るF‐2戦闘機」109
――メイド・イン・ジャパンの先進技術力
国産戦闘機F‐2の技術と実績を次世代機の開発に活かせ!

第6章
島嶼防衛の切り札地対艦ミサイル 135
――知られざる国産ミサイル技術
日本オリジナルのミサイル技術で敵を叩きつぶせ!

第7章
精強部隊を支える伝統と技術 151
――現代の「空の神兵」第1空挺団
落下傘に命を託して千フィートの空中に跳び出す。

第8章
防衛産業は第4の自衛隊である 175
――コスト削減が戦力低下を招く
防衛関連企業は、自衛隊とともに国を守るパートナーである。
「国産」があってはじめて共同開発に参加できる 180
兵站分野の多くを国内防衛産業が担っている 185
増えたようで実は増えていない防衛予算 186
求められる税制優遇や随意契約 191

[コラム]
戦車はなぜ今も必要か? 29
日本が誇る新型DDHはどんな護衛艦か? 53
日本の潜水艦は本当に強いか? 81
国産機の開発はなぜ必要か? 105
日本の空の守りと、これからの航空技術 129
日本独自のミサイルはなぜ必要か? 147
周辺有事に陸上自衛隊はどう対応するか? 171

あとがき 194

桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作した後、ジャーナリストに。国防問題などを中心に取材・執筆。著書に『奇跡の船「宗谷」?昭和を走り続けた海の守り神』『海をひらく?知られざる掃海部隊』『誰も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だけでは防衛産業は守れない』(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター?祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(PHP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸?星になった小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミス」に『自衛隊と共に』を連載。「夕刊フジ」に『ニッポンの防衛産業』を毎週月曜日連載。