立ち読み   戻る  

●目 次

序章 ソ連戦車軍団 

世界最大の戦車軍団/ゼロからの出発/戦場で鍛えられる/連合国軍勝利の原動力

第1章 戦車軍団の車両(〜一九三九年)     

[戦車]創成期の戦車/国産戦車の誕生/T27豆戦車/T37水陸両用戦車/T38水陸両用戦車/T26軽歩兵戦車/T26戦車発展型/BT2快速戦車/BT5快速戦車/BT7快速戦車/T28中戦車/T35重戦車/最後の多砲塔戦車
[特殊車両]火炎放射戦車
[装甲車・車両]ソ連の装甲車
[火砲・自走砲]ソ連軍の火砲/SU14Br2自走砲/SU100U自走砲/ソ連軍の対戦車砲/対空砲と対空車両/砲牽引車両
[ライバル国の戦車]ポーランド軍の戦車/フィンランド軍の戦車/ハンガリー軍の戦車/イタリア軍の戦車/ドイツ軍の戦車/日本軍の戦車

第2章 戦車軍団の車両(一九四〇〜四二年)   

[戦車]独ソ戦の開始/軽戦車の改良/T34中戦車の開発/T34一九四○年型/T34一九四○年型/T34一九四二年型/KV1一九四○年型/KV1一九四一年型/KV1一九四二年型/KV2重砲戦車
[特殊車両]火炎放射戦車/空挺戦車
[装甲車・車両]BA64軽装甲車/プロペラソリ/
[火砲・自走砲]様々な対戦車兵器/急造自走砲/SU76軽自走砲/SU122中自走砲
[ロケット砲]カチューシャロケット
[レンドリース車両]英米からの贈り物
[ライバル国の戦車]ドイツ軍の戦車/イタリア軍の戦車/フィンランド軍の戦車/ハンガリー軍の戦車/日本軍の戦車

第3章 戦車軍団の車両(一九四三〜四五年)     

[戦車]ソ連軍の反攻/最後の軽戦車/T34の発達/T34/85の出現/T34/85のバリエーション/T44中戦車/IS重戦車プロジェクト/IS2重戦車/IS2m重戦車/IS3重戦車
[特殊車両]火炎放射戦車の改良/地雷処理戦車/戦車回収車
[装甲車・車両]本格偵察装甲車
[火砲・自走砲]砲と装甲の競争/SU76M軽自走砲/SU76i軽自走砲/SU122中自走砲後期型/SU85対戦車自走砲/SU85対戦車自走砲後期型/SU100対戦車自走砲/SU152重自走砲/ISU152重自走砲/ISU122/122S重自走砲/ZSU37対空自走砲
[ロケット]ロケットの大威力化
[レンドリース車両]アメリカ戦車の発達
[ライバル国の戦車]ドイツ軍の戦車/イタリア軍の戦車/ハンガリー軍の戦車/日本軍の戦車

第4章 ソ連戦車軍団の戦い     

[戦車軍団の戦場と人物]スターリンの光と影/フィンランド電撃戦/ソ連軍大敗北/バルバロッサ作戦/T34、KV1戦車の反撃/キエフ包囲戦/モスクワ防衛戦/レニングラード包囲/ブラウ作戦/コーカサスへの突進/スターリングラード攻防戦/ハリコフの攻防/ドイツ軍とソ連軍/クルスクの戦い
[パック・フロント]恐怖の陣地帯/世界最大の戦車戦/ドニエプル川への進撃/レニングラード解囲/ウクライナの解放/バグラチオン作戦/ドイツ本土進攻/ベルリン陥落

第5章 ソ連戦車軍団の編制               


[ソ連戦車軍団発達史]機械化軍団の編制/機械化軍団の縮小と失敗/機械化軍団の再編/バルバロッサの悲劇/戦車旅団の再編/戦車軍団の復活/戦車軍団の拡充/独立部隊の編制/独立重旅団の編制
[塗装とマーキング]ソ連戦車の塗装

第6章 ソ連戦車の秘密                 

T34中戦車の構造/KV重戦車の構造
[ソ連戦車の武装]ソ連戦車の主砲/強化される火力と装甲
[ソ連戦車の防御力]強力な防御力の秘密/防御力の増強
[ソ連戦車の機動力]機動力の重視/ディーゼルエンジン/戦車の小型化
[ソ連戦車の弱点]信頼性の低さ/使い勝手の悪さ
[戦車軍団の通常車両]各種の非装甲車両
[ソ連の戦車生産]戦車生産の実態

年 表


●あとがき

 本書『図解 ソ連戦車軍団』を、ご購入いただいた読者の皆様にお礼申しあげます。
 正直申しあげて、本書の執筆を引き受けた当初はこれほどしんどい仕事になるとは、予想もしていませんでした。「ソ連の戦車」に関する入門書を書くようにという依頼から、容易に書き上げられるだろうと思っていました。ところがいざ始めてみると、企画立案の高貫布士氏から「日本には類書がないのだから、本書は入門書にして、専門書でもあるからそのつもりでやるように」とハッパをかけられるに至ってはじめて事態の深刻さを理解した次第です。
 そのような理由で、高貫氏をはじめ、多くの方々のご意見、ご叱責をいただきながら、内容の検討、書き直しが続き、えらく手間のかかった本になってしまいました。しかしその一つ一つが内容のグレードアップにつながったことは言うまでもありません。
 とは言え、テーマとした「ソ連戦車軍団」はあまりに巨大であり、資料不足にも悩まされました。もし読者のなかで貴重な資料をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただければ幸いです。
 今後もソ連戦車およびソ連軍事史は、筆者のライフワークの一つとして調査を継続していく所存です。本書が、読者諸兄がこの道に入るきっかけに、あるいはさらなる研究の手がかりになれば、筆者として望外の幸せです。

 イラスト執筆の上田信氏には、並々ならぬご負担をおかけして感謝の言葉もありません。これだけ多数の精密なイラストがあればこそ本書はここにこうして完成したのです。とくにソ連戦車の場合、資料的に難しいところがあり、上田氏でなければ出来なかった仕事と言っても過言ではありません。
 また複雑な地図や組織図をお願いした神北恵太氏も、筆者の予想を遥かに上回る見事な作品を完成して下さいました。重ねて御礼申しあげます。

●上田信(うえだ・しん)
1949年生まれ。青森県出身。昭和30年代に小松崎茂氏に師事。1966年『少年ジャンプ』でデビュー。以後、雑誌や単行本などで幅広く活躍。趣味を活かした兵器や戦闘シーンの緻密な描写には定評がある。著書に『WW2ドイツ軍兵器集』(ワールドフォトプレス)、『大図解・世界の武器』(グリーンアロー出版社)、『コンバット・バイブル』(日本出版社)、『USマリーンズ・ザ・レザーネック』(大日本絵画)、『戦車メカニズム図鑑』(グランプリ出版)、『図解 ドイツ装甲師団』『図解 英米機甲師団(近刊)』『図解 第2次大戦史(近刊)』(いずれも並木書房)など多数ある。
●斎木伸生(さいき・のぶお)
1960年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。早稲田大学大学院法学研究科修士課程終了。法学修士。同博士課程在学中。小学生の頃から戦車などの模型作りに熱中。長じては戦史や安全保障の問題に興味を持ち、国際関係論を研究。ソ連・フィンランド関係が専門。著書に『戦車隊エース』(光栄)。『丸』『PANZER』『軍事研究』等、専門誌に多数寄稿している。