立ち読み   戻る  

●目 次

第1章 連合艦隊の名艦艇 

はじめに
戦艦〔大和型戦艦/長門型戦艦/金剛型戦艦/伊勢型戦艦
巡洋艦〔古鷹型重巡洋艦/最上型重巡洋艦/利根型重巡洋艦/夕張型軽巡洋艦/阿賀野型軽巡洋艦/球磨型軽巡洋艦(北上型重雷装艦)〕
駆逐艦〔睦月型駆逐艦/吹雪、吹雪改型(特型T、U)駆逐艦/暁型(特型V)駆逐艦/初春型、初春改型駆逐艦/白露型駆逐艦/朝潮型駆逐艦/陽炎型(甲型)駆逐艦/夕雲型(甲型)駆逐艦/島風型(丙型)駆逐艦/秋月型(乙型)防空駆逐艦/松型(丁型)、橘型(改丁型)駆逐艦/占守型海防艦〕
潜水艦〔巡潜一型(伊一型)潜水艦/海大三型a(伊五三型)、三型b(伊五六型)潜水艦/海大六型a(伊六八型)、六型b(伊七四型)潜水艦/甲型(伊九型)、甲型改1(伊一二型)、改2(伊一三型)潜水艦/乙型(伊一五型)潜水艦/乙型改1(伊四○型)、改2(伊五四型)潜水艦/丙型(伊一六型)、丙型改(伊五二型)潜水艦/丁型(伊三六一型)、丁型改(伊三七三型)潜水艦/潜高型(伊二○一型)潜水艦/潜補型(伊三五一型)潜水艦/潜特型(伊四○○型)潜水艦〕
航空母艦〔赤城型、加賀型航空母艦/蒼龍型航空母艦/翔鶴型航空母艦/雲龍型航空母艦/大鳳型航空母艦/飛鷹型航空母艦/千歳型水上機母艦、千歳型航空母艦〕

第2章 日本海軍の主力兵器 

はじめに
主 砲〔砲弾〕
高 角 砲
機 銃 
魚雷と魚雷発射管 
爆雷と投射機
航空機〔空母搭載機/陸上機〕
陸戦兵器

第3章 連合艦隊発進す(開戦直前の正規編制) 

連合艦隊の編制
第一艦隊〔第一戦隊/第二戦隊/第三戦隊/第六戦隊/第九戦隊/第一および第三水雷戦隊/第三航空戦隊〕 
第二艦隊〔第四戦隊/第五戦隊/第七戦隊/第八戦隊/第二水雷戦隊/第四水雷戦隊〕
第三艦隊〔第一六戦隊/第一七戦隊/第五水雷戦隊/第六潜水戦隊/その他〕 
第四艦隊〔第一八戦隊/第一九戦隊/第六水雷戦隊/第七潜水戦隊〕
第五艦隊〔第二一および第二二戦隊〕
第六艦隊〔第一から第三潜水戦隊〕
第一航空艦隊〔第一航空戦隊/第二航空戦隊/第四航空戦隊/第五航空戦隊/南遣艦隊/その他/第一一航空艦隊/第四および第五潜水戦隊〕

第4章 連合艦隊激闘す(一九四一〜四三年の戦時編制)

空母機動部隊総論
機動部隊
ウェーキ島攻略部隊
マレー部隊 
南方部隊機動部隊
MO機動部隊
ミッドウェー編制〔ミッドウェー(主力部隊)/(攻略部隊)/(機動部隊)〕2
第八艦隊
戦艦大和、武蔵編入 
損失艦艇リスト

第5章 連合艦隊の終焉(一九四四〜四五年の戦時編制)

連合艦隊はなぜ敗れたか?
ソロモン海域における損失艦リスト
南太平洋海戦
第三次ソロモン海戦
ルンガ沖夜戦
キスカ・アッツ島作戦
コロンバンガラ島沖夜戦
ベララベラ海戦
マリアナ沖海戦
比島沖海戦
菊水作戦
大戦中に就役した新造艦〔空母/改造空母/巡洋艦/駆逐艦/潜水艦〕
大戦後半の損失艦

第6章 太平洋戦争主要海戦史 

はじめに
真珠湾奇襲作戦
ミッドウェー攻防戦 
ソロモン攻防戦
マリアナ攻防戦 
比島沖海戦
沖縄特攻作戦

第7章 海軍を構成するもの

艦隊・軍艦とは何か?
海軍諸機関
軍政機関
軍令部
教育機関
鎮守府・警護府


●あとがき

 日本海軍は、明治維新と共に産声を上げました。当初、各藩から朝廷に軍艦を奉納される形で成立した海軍も、明治四年の廃藩置県により全ての艦船が兵部省に移管され、国軍として統一されました。その後、日清、日露の両戦役を経て、第一次、第二次大戦と次第にその規模を大きくし、ついには世界列強に肩を並べるほどの海軍力を有するまでになりました。
 本書は、その日本海軍の基幹艦隊であると同時に、国家の軍事的な象徴でもあった「連合艦隊」の全体像に迫ったものです。たしかに連合艦隊という組織は巨大で、全てにわたって詳細に語ることは困難ですが、総合的に連合艦隊を解説したものとしては他に例を見ないのではないかと著者一同自負しております。
 早いもので、本書の初版に当たる『図解帝国海軍連合艦隊』の刊行から二年余りの月日が流れました。その間、読者の皆さまから内容について多くのご指摘をいただき、また新たな資料の発見もあり、ここに全面的に書き改めた次第です。その訂正箇所は多岐に及んだため、新たに版を作り直す結果となり、『改訂版』とした由縁です。
 文章は第3、4、5、7章と図版の解説を林譲治が、それ以外を橋本が担当しました。イラストは居村眞二、編制図関係を安達裕章、作戦図を神北恵太がそれぞれ担当しました。本書の企画立案には高貫布士氏に協力していただきました。
 より完全なのものを世に残したいという著者たちの思いに理解を示し、改訂版のチャンスを与えてくれた並木書房に感謝します。
 最後にもう一度、各種ご指摘をいただきました読者諸氏に謝辞を述べて、「あとがき」を結ばせていただきたいと思います。
                                            橋本 純

●居村眞二(いむら・しんじ)
1949年大阪に生まれ。幼少時、道端にロウ石であんみつ姫などを描いて遊ぶ。学生時代は学業を放棄し、メカ・イラスト、似顔絵の勉学にいそしむ。また「COM」ぐらこんへの投稿に明け暮れ、それがつのだ氏の目にとまり、アシスタントに誘われる。上京し、つのだプロに入社。74年マンガ家としてデビュー、現在に至る作品には『スペース・コマンド』『新宿非情線』(原作やまさき十三)、『女弁護士火魅子』(原作伊月慶悟)などがあり、現在荒巻義雄作の『紺碧の艦隊』(1〜15巻)をマンガ化し、以下続刊を制作中。
●橋本 純 (はしもと・じゅん)
群馬県前橋市出身在住。軍事解説および軍事コミック原作者としてコンバットコミック誌上で活躍。その後、小説家として軍事シミュレーション、歴史小説なども手懸ける。パソコン通信では、戦記シミュレーション関係のボードオペも担当している。主な著書に『連合艦隊零号作戦』『大本営特務作戦』(飛天出版)、『ト・ロ・ル』『百鬼夢幻』(光栄)、『パワーミッション1999』(KKベストセラーズ)がある。
●林 譲治(はやし・じょうじ)
1962年北海道夕張郡長沼町生まれる。同町はナイキミサイル基地訴訟でゆれ、隣に千歳基地を抱えるなどの環境から年少時より軍事や防衛問題に興味を抱く。長じて興味の対象は軍事そのものよりも、危機管理や軍隊を始めとする組織論やマネジメントに移る。92年上京。著書には『大日本帝国欧州電撃作戦 全9巻(共著)』『大日本帝国航空隊戦記』(飛天出版)、『兵隊元帥欧州戦記』(学研)、コンバットAtoZシリーズ『図解 海軍水雷戦隊』がある。現在同シリーズの『図解 海軍潜水艦隊』『図解 海軍基地航空隊』(いずれも並木書房)を執筆中。また海上自衛隊に関するホームページをインターネット上に開設している(URLはhttp://www.kt.rim.or.jp/~kaliy/JMSDF.htm)。